エンディングノートとは?大切な人への最後のメッセージ
あなたは大切な人に伝えたいことをすべて伝えられていますか?
エンディングノートは、もしものときのために自分の想いや希望、大切な情報を残しておくための特別なノートです。
最近では終活の一環として注目を集めていますが、どんなエンディングノートを選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、心を込めて書けるおすすめのエンディングノートと、選ぶときのポイントをご紹介します。
エンディングノートを書くメリット
エンディングノートを書くことには、実はたくさんの良いことがあるんです。
私自身、祖母が残してくれたメモの一言に救われた経験があります。
自分自身の人生を振り返る機会になる
エンディングノートを書くことで、これまでの人生を振り返り、感謝の気持ちや大切にしてきた価値観を再確認できます。
「あのとき、あんなことがあったな」と思い出しながら書いていくと、意外と自分の人生って豊かだったんだなって気づくことも。
残された家族の負担を減らせる
もしものときに、家族が困らないよう必要な情報をまとめておくことで、大切な人の負担を減らすことができます。
例えば、銀行口座や保険の情報、各種契約の解約方法など、普段なかなか話題にしないけれど重要な情報を整理しておくと、残された方の心労がぐっと軽減されるんですよね。
最後のメッセージを伝えられる
言葉にするのが難しかった「ありがとう」や「ごめんね」といった気持ちを、エンディングノートを通して伝えることができます。
友人のお父さんは、家族一人ひとりへの手紙をエンディングノートに書き残していて、それを読んだ家族はみんな涙したそうです。
そんな風に、言葉が届けられるって素敵なことだと思います。
おすすめエンディングノート6選
それでは、実際におすすめのエンディングノートをご紹介します。様々なタイプがあるので、自分に合ったものを見つけてくださいね。
1. 「もしもの時に役立つノート」
シンプルで書きやすい構成が特徴のコクヨのエンディングノートです。
必要最低限の項目だけがまとめられているので、初めてエンディングノートを書く方にぴったり。
項目ごとにチェックリスト形式になっているので、記入漏れを防ぐことができます。
価格も手頃で、楽天やアマゾンで気軽に購入できるのも魅力です。
コクヨが手掛けるだけあり紙の質が非常に高く、必要な基礎知識も網羅されているので便利です。
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2. 「[父よ!母よ!これだけは書き残してくれノート] エンディングノート 終活ノート 終活 初心者 簡単 両親 プレゼント 相続 備忘録 遺言 若者向け」
終活に重たいイメージを持っている人に最適!
「書いてないエンディングノートあるある」を解消する、親子の会話で楽しく進められる終活ノートです。
堅苦しくなく、気軽に終活を始めたい方にぴったりで特に若い方向けのエンディグノートです(親へのプレゼント用)
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3. 「一番かんたん エンディングノート」
突然の病気や事故で意思を伝えられなくなる前に、家族や財産に関する情報をまとめておくことは、残された人たちへの思いやりです。
『一番かんたん エンディングノート』は、書式に沿って記入するだけで、必要な情報や希望を簡単に整理でき、付録の遺言シートで法的にも備えられます。
書き進めるうちに、人生を振り返り、大切な人との絆を再確認するきっかけにも。
“今”から、気軽に始めてみませんか?
このエンディグノートは相続のプロ監修なので安心感が違います。
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4. 「はじめてのエンディングノート2(最新)【ダウンロード版】DL_SNR [Windows用]」
PCに慣れている方は紙よりもこちらのデジタルノートがオススメです。
(デジタル遺品整理の専門家監修)
セキュリティ対策もしっかりしているので、紙では不安な方は迷わずこちらをオススメします。
私は紙よりもデジタル派なのでこちらを使っています。
こちらは楽天のみの扱いになります
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5. 「おひとりさまのはじめてのエンディングノート」
一人暮らしの方に一番オススメなのがこちらです。
デジタル遺産の情報も詳しく掲載されているので非常に重宝する一冊です。
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6. 「弁護士が教える自分と家族の生前整理ノート」
最後に紹介するのが、弁護士が監修する新しいタイプのエンディングノートです。
病気や事故は誰にでも起こり得るものなので、普段から家族が困らないよう、情報をまとめておくことが大切です。
『弁護士が教える自分と家族の生前整理ノート』は、資産や契約、パスワード、希望する医療や葬儀まで、必要な情報を元気なうちに記入できる、新しいタイプのエンディングノートです。
従来のノートにない「家系図」「思い出マップ」「やり残したことリスト」なども収録されていて非常に便利です。
人生を見つめ直し、これからを悔いなく生きるための一冊です。
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私のオススメは上記6つになりますが、もしこの中にあなたが良いと感じたものがない場合は、Amazonではさらに多数の商品を探すことが可能です。
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エンディングノートの選び方ポイント
エンディングノートは種類が多くて迷ってしまいますよね。
ここでは、自分に合ったエンディングノートを選ぶためのポイントをご紹介します。
記入項目をチェックする
エンディングノートによって記入項目は様々です。
基本的な情報(住所や連絡先など)はもちろん、財産管理、医療・介護の希望、葬儀・お墓の希望、家族へのメッセージなど、自分が特に残したい情報が詳しく書けるノートを選びましょう。
あなたが特に伝えたいことは何でしょうか?その部分が充実しているノートを選ぶといいですよ。
価格と品質のバランス
エンディングノートの価格は1,000円程度のものから5,000円以上する高級なものまで様々です。長く使うものなので、紙質や製本のしっかりしたものを選ぶのも一つの方法です。
ただ、高ければいいというわけではなく、自分が使いやすいと感じるものが一番です。書店やネット通販のレビューも参考になりますよ。

上記でピックアップしたエンディングノートはどれも比較的安価で入手出来るものが多いです(デジタル版だけやや高めですが、デジタルが良い方はこれ一択だと思います 私はデジタルノートを使っています)
デジタルか紙かを検討する
従来の紙のノートか、最近増えてきたデジタル版(アプリやウェブサービス)か、どちらが自分に合っているかも大切なポイントです。
紙のノートは手書きの温かみがあり、特別な道具なしで読むことができます。一方、デジタル版は更新が簡単で、パスワード管理ができるセキュリティ面が優れています。
私の両親の世代は紙のノートに手書きすることに意味を感じていますが、私自身は上記のようにデジタル派です。
世代や好みによって選び方も変わってくるかもしれませんね。
エンディングノートを書くときの注意点
エンディングノートを選んだら、実際に書いていくわけですが、いくつか気をつけたいポイントがあります。
定期的に更新する習慣をつける
エンディングノートは一度書いたら終わりではありません。
住所や財産状況、家族構成など、情報は変わっていくものです。
年に1回など、定期的に見直す習慣をつけましょう。
私は誕生日を更新日と決めています。
一年の振り返りも兼ねて、その年に起きた出来事や気持ちの変化も書き足しています。
そうすることで、より充実した内容になっていきますよ。
法的効力について理解しておく
エンディングノートは基本的に法的な効力はありません。
特に財産分与や相続に関する希望は、正式な遺言書として作成しないと法的には保証されません。
大切な希望がある場合は、エンディングノートとは別に公正証書遺言を作成することをおすすめします。
私の知人は、エンディングノートに書いた希望が実現されなかったケースもあるので、重要な事項は法的な手続きも検討してくださいね。
伝えたい相手に場所を知らせておく
せっかく書いたエンディングノートも、どこにあるか誰も知らなければ意味がありません。
保管場所は家族や信頼できる人に伝えておきましょう。
「金庫の中の青いファイルに入れてある」など、具体的に伝えておくと安心です。
デジタル版の場合は、アクセス方法やパスワードの管理方法も考えておく必要があります。
プライバシーと公開範囲を考慮する
エンディングノートには個人情報や資産情報など、プライバシー性の高い情報が含まれます。
誰に読んでほしいのか、どの情報をどこまで公開するのかを考えておくことも大切です。
例えば、財産や契約情報は家族だけに、人生の思い出や感謝のメッセージは広く親族や友人にも、というように分けて書くこともできます。
私は別々のノートに分けて書いています。
エンディングノートを書き始めるタイミング
「まだ早いかな」と思っている方も多いかもしれませんが、エンディングノートはいつ始めても遅すぎることはありません。
若いうちから始める価値
エンディングノートは高齢者だけのものではありません。
若いうちから書き始めることで、人生の記録として長く残せますし、万が一のときの備えにもなります。
30代の友人は子どもが生まれたのをきっかけに書き始めました。
「子どもが大きくなったときに読んでほしい」という思いを込めて、子育ての喜びや大変さ、子どもへの願いを綴っているそうです。
人生の節目に見直す
結婚、出産、転職、退職など、人生の大きな節目に見直すと、その時々の気持ちや状況が記録として残ります。
私は転職するたびにエンディングノートを更新していますが、読み返すと自分の成長や価値観の変化が分かって面白いです。
人生の記録としての側面も楽しめますよ。
元気なうちに書いておく
体調が悪くなってからでは、なかなか書く気力が湧かないこともあります。
元気なうちに、前向きな気持ちで書き始めるのがおすすめです。
祖父は認知症になる前に書き始めていて、「あのときしっかり書いておいてよかった」と家族全員が思いました。
今の気持ちをしっかり伝えられるうちに始めてみてはいかがでしょうか。
エンディングノートの活用アイデア
エンディングノートは単なる情報整理だけでなく、もっと創造的に活用することもできます。
家族との対話のきっかけに
エンディングノートを書くことをきっかけに、普段話しにくい終末期の希望や相続のことなどを家族と話し合ってみましょう。
オープンに話すことで、お互いの考えを理解し合えます。
先日、母とエンディングノートの話をしたら、「実は私もう書いてるのよ」と教えてくれました。そこから葬儀の希望や大切にしている物の話になり、とても有意義な時間になりました。
自分史や回顧録として
エンディングノートの一部を、自分の人生を振り返る自分史として活用するのも素敵です。
写真や思い出の品の写真を貼ったり、その時の気持ちを書き添えたりすると、読み手にとっても宝物になります。
私の祖母は、各ページに若い頃の写真や思い出の品の写真を貼って、その時代の思い出を書き残してくれました。今では家族の歴史書として大切にしています。
感謝の気持ちを伝える手段として
日頃なかなか言葉にできない感謝の気持ちを、エンディングノートに書き残すのも良いでしょう。
家族や友人一人ひとりへのメッセージページを作ると、心のこもった贈り物になります。
「いつもありがとう」という言葉は、どんなに何度言っても足りないものです。
文字にして残すことで、その気持ちがより深く伝わることもあります。
まとめ:あなたらしいエンディングノートを見つけよう
エンディングノートは、単なる終活グッズではなく、自分の人生を振り返り、大切な人に想いを伝えるための素敵なツールです。
今回ご紹介した6つのおすすめエンディングノートの中から、あなたの目的や好みに合ったものを選んでみてください。
書き始めるのに早すぎることはありません。
今日から少しずつ書き進めていくことで、自分自身の人生を見つめ直す貴重な機会にもなります。
そして何より、あなたの想いや情報が整理されることで、大切な人の負担を減らし、最後まであなたらしく生きるための道しるべになるでしょう。
エンディングノートは、最期の贈り物であると同時に、今を生きる自分自身への贈り物でもあります。
あなたらしいエンディングノートづくりを、ぜひ始めてみてくださいね。